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日々のタワゴト                  

冬の猫



▼2/22

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猫の日だではあったけれど、特別な猫孝行をせぬまま一日は終わった。パチンコに負けた時の空しさときたら二日酔いの日の憂鬱に勝るとも劣らぬものがある。53kくらい負け。ちびちび積み上げてきたものが消えてゆく。ひとへに風の前の塵に同じ。

なにも良いことをしなかったので猫話でも。

冬の猫たちは大変だ。この北の地で外出猫であるのはなかなかゆるくない。

もう出ることが日常だし「出たい出たーい!」とも言い、ベランダへのドアを開けてはやる。でも、これが本人も非常に勇気が要るらしく、真っ白な外を見ると躊躇する。こっちも高価な灯油をガンガン燃やして快適な室温を保持しているわけで、暖かい空気を逃がし、この上なく冷たい冷気をビュービュー入れている状況で何分も待っているわけにはいかない。いいとこ13秒くらい。外を見て固まっているトトやタラに「あと10秒!10.9.8.7.・・・・0!」それまでに決心しないと「はい消えたーっ」と戸を閉められる憂き目に会う。時には逆に外に放り出される。もちろんノックしたら入れる。鳴いたら入れる。狩猟が得意で一番野生の血が濃いトトは、最近戸内での自主トレに余念がない。このごろはダイニングテーブルの周りの椅子を仮想敵とみなしているらしい。椅子の足に二本の前足をかけ、キックキックキック!このとき彼は椅子の脚を軸にくるくると回っている。一本終わると次の脚に移ってまたもキックキックキック(くるくるくる)!とても騒々しい。やめて欲しい。たまに飛び退いて毛なんて逆立てたりして歌舞伎役者のように見栄を切ったりもする。ばかみたい。でも、そんなトトが好き。