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日々のタワゴト                  

秋だから



▼8月後半

5日位前に日中俄雨がザーッと降って以来、秋風が吹くようになった。

早朝や、夕方以降は随分と肌寒い位だ。日が暮れるのも、ジワリジワリと早くなってきていると実感する。

先週末は、同級生のお父様が亡くなりお通夜に参列した。父と一歳違いの方だった。葬儀で故人の経歴紹介は、女性司会者がしていた。国鉄マンの真面目で仕事一筋の人柄が伺えた。そして、ちょうどこの季節には、夏休みで訪れた孫達に家庭菜園の作物をドッサリと持たせてくれたものであった、これからも、夏の終わりの季節には、その思い出が蘇るでしょう、という話にはグッときてしまった。

同世代の親たちが、相次いで向こうへ行く。ヒトの生も死も目の当たりにする機会も否応なしに増えてゆく。これが、歳を重ねるということの本質なのかもしれない。

一方、ヒトの死を、そんなにたいそうに考えることに違和感がある、という文章にも出会ったりして、それは本当にそうなのだけれど。。。けれど、そうは思い切れないものであるなぁ、と未熟な煩悩に支配されてばかりいる私は嘆息するしかない。

生まれたばかりの赤ん坊を抱き、その頼りない可愛らしさにホロホロする。どんなに可愛い赤ちゃんも、良きこと輝かしきことのみが降り注ぎますように、と祈っては見ても、ああ、君にも数多の苦しきことが待ち受けているのだろう。その辛さよりは、ほんの少しでも上回る幸せが感じられたら充分だよね。と、最後はいつのまにか自分の人生に祈っている。

今日も、空は青かったです!車から降りると、風が心地よく汗を冷やしてくれました!娘の手作りお弁当も美味しかったです!本も面白かったです!擦り寄る猫は暖かかったです!

本:古川日出夫による村上春樹インタビュー・川上弘美小川洋子の対談、どちらも非常に興味深かった。『淀川でバタフライ』読み中。そして『IQ84』やはり見つからない。届いたはずというのは、本当は、記憶違いか。明日買ってしまうか。