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                      タワゴトです。

▼9/8(月)〜9/12(木)



かなしぃ。 (新潮文庫)アカペラ 娘は明日旅立つというのに電子辞書を忘れて行ってしまった。夕飯を終えて、「やっぱKのとこ行ってくるわ・・・。真っ直ぐ仕事行くから」と言い置いて家を出る。だからといって、特別な話をしたわけでもない。kの部屋では、なんだか寝付かれずに、3時半に目を覚まして寝場所を変えて本を読む。再び寝入る。行く前に起こしてといっていたので声をかけると「お母さんスゴイうなされてたよ」と言われる。悪夢をていたのだ。Kの部屋のドアを開けて男が二人入ってくる。叫ぼうとするが恐怖で声が出ない。そんな夢を。本当にアノ人大丈夫なのだろうか、と、なんとなく心配で気もそぞろな数日。

この間見たTVで面白かったのは、徹子の部屋大竹しのぶ編」。ふたりのこどもが見事に性格が違うという話。ラストで雪だるまが溶けてしまうという絵本を読み聞かせると、ドラマプロデューサーの息子は「悲しいから絶対に最後のページは開かないで!」と必死で絵本を押さえて言い、さんまの娘の方は一刻も早く最後のページを開こうとした。そして、溶けている雪だるまを見て必ず「オシッコ、ジャーーっ!」と言ってケタケタ笑ったものだ。ってとこ。おそるべきDNAの力。

本:蓮見圭一『かなしぃ』了。

解説者、児玉清のお気に入りは「詩人の恋」。フリッツ・ヴンダーリヒが歌っているシューマンの「詩人の恋」を聴きながら読むことがオススメだそうだ。これは特に面白かった。小説家と敏腕編集者との、やりとりが実に興味深い。原稿を送ると、色とりどりの付箋がびっしりと貼られている。

赤:疑問点 黄:読者に伝わりにくい部分 橙:削除が望ましいところ 緑:素晴らしい表現(本文では色名はすべてカタカナ)

たとえばこんな具合。「・・・・・・しばらくして彼女が現れたんだ」の「んだ」の2文字を削除すべき理由は



この作品の内部にすべてのものは語り手である「僕」の意識によってのみ、その存在が保証されています。つまり「僕」が思わないことは存在しないし「僕」が見たことは幻覚であっても・・・・・・以下10行略

この調子でポストイットが160枚!なんだかすごい。すごいが面白い。こうして「ブラッシュアップ」された作品とは、どんなものだろう。

全作品を通じて気障。「キザ」というのも自分にとってはひとつのテーマだ。カチンと来たりもするのだが、実はすごく好きなのだろうな。「キザ」なのが。「このぶぁーかが!」とか言いつつある種の官能を刺激されるのか?イタ気持ちよい。とかエロカッコイイ。とか、まぁそんなのに似た近親憎悪なんですかな。実は。まったくフツーの格好悪いオッサンたちがキメキメのハードボイルドが好きだったりするのって格好良くないと思うんだけど。

そうだ週刊ブックレビューで『アカペラ』が取り上げられるんだ。えらんだのが東直子だというのも(へぇー)と思った。

土曜8時半と日曜午後11:45〜だったと思う。今日は、そのまま夫と遠方へ釣行かもだから見られるのは月曜の夜かも。

図書館に予約した、岸田今日子のエッセイを持って行く予定。

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