はてなのメンテナンスや不調で更新が滞っていた。
下の娘Yが久々の帰省をしていたこともあって、活動緩慢な日々。
それでも例の三巻本『ねじまき鳥クロニクル』は読み終えた。寝ては読み、読んでは寝ての生活が続いていた。内容も暗示的な悪夢の連続といった風だったので、本当に狐につままれたような頭の中。しかし面白い読書体験ではあった。苦手な村上春樹に、一歩近づけた気もする。著者も作品は読者のモノ。好きなように解釈してヨシ、とのこで、ただ感じれば、それで良いのだろうが・・・。アノ福田和也が100点をつけた根拠とは・・・というあたりちょいと評論なども覗いてみようかと思っているところ。
夢のような文学的世界から少し覚醒しようかと、今度はリアルで今日的医学の問題提起をし続ける作家、帚木蓬生の作品『エンブリオ』を読み始めた。「エンブリオ」とは妊娠8週までの胎児のこと。体外受精や男性の妊娠、胎児からの臓器移植など生命倫理に挑む小説。元医師だけに臨場感がある。
明日はN市まで長距離往復予定。夫が不在なので今度は自分でハンドルを握るのが不安。絶対に眠くなりそう。「すいか」か「エヴァンゲリオン」のDVDでも流しながら行こうか。あるいは朗読CDをこれからなにか借りてこようか。。
猫たちは、自分たちだけに土産を買ってきたYの気持ちを察してか、胸元にタラ足下にトトなどの猫天国状態で眠たせてやったりのサービス振りであった。