▼8/11〜12
もしも・・・つれあいが死んでしまったら
「悲しいだろう」
「寂しいだろう」
「泣くだろう」
「心細いだろう」
それくらいしか考えたことがなかった自分だ。
日曜日に『金と銀』(Hマさんちの猫の名前じゃなくて漫画のタイトル)の続きないかな?
と、のぞいたブックオフ。目的の品はなし。単行本全品500円というのをやっていたので、ブックレビューに刺激されて、なんか分厚い本読んでみるか?と、本を5冊購入。
そのうちの一冊が桐野夏生『魂萌え!』映画の方も気になりつつ未チェック。
59歳の女性が突然夫を亡くして、そこか巻き起こる相続争いや、愛人問題、不倫騒動などの数々。
数作読んで以来、読んだら絶対引き込まれるのは分かっていて、あえて避けて通っていた桐野作品だが、これは興味深かった。陰惨で猟奇的でグロテスクなイメージとは、また異なる、身につまされる一作だった。
昨日は、仕事から帰り、夫の釣果を尋ね、うれしそうな表情を見たくて愛想を言い、夕餉の支度を整えながら、実は(こんなとき一人暮らしだったら、なんにもしないでひとまず本の続きを読むんだろうな。ふと思い出してお茶漬けかカップ麺か納豆ご飯でもかっ食らうんだろうな)と、自由な一人暮らしを夢想してみたりする。
夕飯後、一気に残り2/3を読み切った。
次は、3巻ものに取りかかった。でもハナから読み切る自信がないのでタイトルは書かないでおく。