▼ある日
娘宅までのドライブ。DVD「すいか」。一番好きな4巻をかけつつ運転。木星の話・娘の独立記念日紅白まんじゅう・梅干しの種と日常の美しさ・・・んーー。視聴率は、ほぼ一桁と振るわなかったこのドラマだが、私には心に残る名作だったなぁ、と、しみじみ思う。以前とは、また違った部分でホロリとしたりもする。人は少しずつ変わる。
▼ある日
暑い日。とある石臼挽きの蕎麦屋にて、鴨せいろ。うまい!
▼ある日
ジブリの絵職人「男鹿和雄」展。たいへんな人出。緑の魔術師が産んだおびただしい背景。光の表現の見事さ、セル画を乗せたときの遠近感、凡人の眼がいかに先入観に毒されているのかと、がっかりする。たったひとつの植物のとげの数々にも無限の色が使われている。でも「職人」だから芸術作品とは違う。緑に酔ったようにして美術館を出る。そこにも緑はいっぱい。まっさらな眼で見たならトトロの森よりも、もっとたくさんの緑がそこにはあるはずなのに。
▼ある日
手製牛丼弁当。300gくらいでパック400円程度の肉なのに、美味しくできた。吉野家より美味しい。付け合わせのあっさり塩味かぼちゃ・なすの揚げ浸しも色鮮やかで美味しくて、幸せな昼休み。
▼ある日
娘の浴衣を買いにつきあう。紺地に白とか、白地に紺とかの古典的な浴衣がいいなぁ。と思っていたが、娘が選んだのは紺地に濃い桃色の花。まぁ、それも可愛いか。とあきらめる。それにしても、なんだろう?あのコテコテした小物の流行は。全然涼しげじゃないじゃないか。と思う。
▼ある日
『タイム屋文庫』読み始め。亡くなった祖母の家で、時間旅行の本だけを扱う貸本屋を始める主人公。それは、たった一人の客だけを待つ貸本屋。
舞台が小樽なので、いろいろと想像がふくらむ。まだ三分の一くらいだが面白くなってきた。職場に本を忘れてきてしまったので、続きは明日のお楽しみ。
古民家を改造した猫の本だけの居酒屋古本屋。ごろ寝も可。そこには数匹の看板猫たち。・・・そんな商売に憧れたことがあるので、とてもうらやましい。