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 日々のタワゴト                  

▼7/15



気がつくと、パソコン周辺に家族写真が飾られていた。旭山動物園で撮ったもので、一枚は女三人が三匹のアザラシになったもの。もう一枚は、動物園入り口での4人の写真。帰宅して早速夫がプリントアウトしたようだ。物言わぬお父さんなので、そんな人が、こうして家族を大切に思っているのだろうなという一面を見ると、じわーっとほのぼのする。

これからは、こうして4人が顔を揃えるのも、年に何度かになってゆくのだな・・・と、感慨深い。

深酒の果ての落ち込みが三日も続き、再起不能かと思ったが、今日は、なんとか足に力も入ってちゃんと歩けていた気がする。金輪際、己の愚かさを忘れられなかったら、この年まで生きてなどいられるものか。神様が与えた忘却という賜り物は実に有り難い。

本:吉田修一『さよなら渓谷』読了。名作『悪人』に近いテイストではあったが、やはり何かが足りない気がしたのだった。少しばかり人間の暗い部分が強調されすぎていて息苦しくなってしまった。

映画「歩いても歩いても」。「誰も知らない」の是枝監督作品だけに、非常にリアルな描写が続く。樹木希林さすが。YOUの演技も自然で良かった。主演の阿部寛も予想外に良かった。チンパンジーが速度を自由に変えるルームランナーで一生懸命走っている彼を見て起用を決めたという監督の「目」がはさすが。

さよなら渓谷優秀で父の跡継ぎとして医師になろうとしていた長男は、夏の海で、おぼれていた少年を助けたばかりに命を落としたのだった。その命日に集まった家族の様子が、面白悲しく描かれていた。分かり合えない親子の気持ちのすれ違いや、互いに大事に思いながらも、巧くそれを表現できないもどかしさが、笑いの中でしっとりと伝わってくる