■ 日 日 夜 夜 ■

日々のタワゴト                  

▼4/19 土



仕事中、急ぎながらもボーっとしていて(無論いつものことです)壁だか柱だかドアノブだかに激突。ファイバーを抱えたままひっくり返る。

1)激突ショット 2)ゆっくりと傾いてゆくカラダ 3)飛び出す〒ブツ 4)しりもち 5)コンクリート地面に着いた右手のアップ 

そんな感じで痛かった。でも、夢中なのでそんなのお構いなしに配達した。昨日の夜から手首と親指付け根が痛む。親指を外側にすると手を握るとき力が入らないし、ジーンと痺れている。酷くやまなきゃイイが。

仕事後は、モヘらと焼鳥屋へ。

そこで、Mヘヅさんの思わぬ一面をかいま見た。実は彼女は・・・。 つづく

* * * −−−13時間経過−−−


まるきりキャラにない高尚なる趣味をお持ちであった。それは・・・・・・日舞・・・ではなく、茶道・・・ではない。本当は華道をたしなむ・・・わけでもなく・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんと!オペラが好きなのですと。映画「アマデウス」は11回も見たのだそうだ。その記念すべき11回目の鑑賞が、昨夜であったがゆえに、興奮冷めやらず、思わず魔笛のどこがすばらしいのかを唐突に語り始めてしまったのであった。知られざる世界!新日本奇行!で、語れば語るほど熱く温度の上がるMヘヅさん。そして、ポカーーンとする我々の体温は見る見るうちに生存可能な最低体温の極限まで温度が下がる始末。さすがに熱弁を奮っていたMヘヅさんも我に返り、○○○○・○○たらいうオペラ歌手の美声がどのようにスンバラシイのかの結末は先細り。ごにょごにょごにょ・・・・・・・。もういいや。。。と沈黙する。まぁ、この過程をザッと13回程繰り返しておられたわけである。

これは非常に面白いと思いました。

よさこい」や「詩」を嫌悪する彼女がオペラ!!!

だって、踊ることや詩を朗読することを「どー見ても、おかしいだろ。あれは」と言う方が何故?

つまりオノレに「酔う」姿を人前でさらすことを彼女はヨシとしないわけだ。「はいヨロコンデー!!」と、鑑賞する人々や演じる人々は、平常時のオノレではなく、違うステージに立って「世界」に入るのであり、それは平常な神経では、突っ込まずにはおられぬ「狂態」なのだ。

しかし、ワシに言わせれば声楽的歌唱法というのは、「踊ること」や「朗読すること」「宝塚」などを遙かに凌ぐ「狂態」に思えるのだが。。。

つまるところ、Mヘヅさんすらも陥る「けもの王状態」=「狂態」は生きてゆくための必要悪なんじゃないか。そんな風な帰結を見た昨夜であった。なんだかね、人は、おもしろいものであることよ!と、感動すら覚えた。

Mギちゃんより、「(私に)ちなんだ「お土産」だから・・・」といわれたソレは郵便屋さんが自転車に乗っている一枚も含まれた山下清の絵はがきだった。かわいい。うれし。二軒目はKも合流して迷惑かけた。HマUさん、Mヘヅさん、Mギさん、すんません。

本:西元直子「けもの王」了。そして、江國香織『赤い長靴』読み中。「けもの王」は、かなり普通のテンションで書かれた詩で、スイッチを切り替えなくてもイケルかも。記憶をたどるような、校庭の蛇口から水を飲んだ場面の詩とか、かなり好きな匂いを発していた。そして、『赤い長靴』は・・・・・・常に関係に齟齬がある夫婦のあり方が描かれていて「私」にはドンピシャ。でも、会話が弾まない様子を読むにつけ・・・(日和子さん!あんた、そりゃぜいたくっちゅうもんじゃないですか。すくなくとも逍三さんは「うん」と返事をしてるじゃないですか。この、おっかぁの生活を三日してごらんな・・・)なんて事も思ったり思わなかったり。そして、その「ズレ」が逆に夫婦を(日和子を?)安定させている。ってのが面白く思われた。結末や如何に。