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日々のタワゴト                  

なぞ



▼4/7 月

制服での通勤は禁止されているのだが、荷物が多いので制服を着た上に、ジャンパーとゆるいズボンを履いた。手袋もはいた。スクーターでの出勤には風が、まだまだ冷たいのだ。着ぶくれて、マシュマロマン。丁度良いあたたかさだった。時速30kmで走るのは、少々まどろっこしいけれど、それでも充分な開放感がある。

定形外爆発。仕事が忙しすぎると、無性に腹が立ったりする。誰がこんな分量の仕事を定時まででこなせるというのか!責任者出てこぉい。と・・・。それでも、状況と相反することではあるが、比較的おだやかに時は過ぎた。忙殺されて、憂鬱な気持ちも忘れていたからなのか。

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最近、コダテしながら気になっていることがある。それは、ある方への不思議なハガキ。

彼には、毎日三〜四通のはがきが来る。手作りっぽい白いハガキ。宛名はいつも鉛筆書き。文字は力なく、鉛筆書き。よれよれと置かれている。そして、どういうわけなのか・・・・・・裏には、何も書かれていないのだ。

初めて見たとき、向田邦子の「字のない葉書」を思い出した。疎開する妹に父が幾枚も宛名を書いて渡し、「元気な日は、○を書いてポストに入れなさい。」と、言った葉書を。妹さんの○最初は馬鹿でかく元気で、次第しだいに小さくなり、しまいには×になったらしい。

で、これは、なにかの暗号なのか?

字のない葉書に和ちゃんが書いた○のように、たとえば、「私は今日も死なずに元気で生きているよ」という便りなのか。あるいは自分を鼓舞する通信なのか。「ココには書かれていない貴方の一日を、葉書を見ながら回想しなさい。あるいは「まだ書かれてはいない、あなたの明日を、この空白を見ながら創造しなさい

」ということなのか。

あの謎の葉書には、きっと何かしら意味がある。そんな気がする。

本:『ゴールデンアワー』:著者は私よりも一歳年下のようだ。私達が、まだ小汚い昭和の子供だったころ、ブラウン管に映し出されていたヒーローたちが詩のテーマだ。


薄っぺらな絣を着て/君はただそこにいる/前髪が風に揺らいでいる/鼻の先から垂れ落ちる滴が金に光る/

こいつは堪えられない。「ただそこにいる」バカボンが、ビートルズのうたう「丘の上のおばかさん」に被る。



天才バカボン・矢吹ジョー・ひみつのアッコちゃん名犬ラッシークレージーキャッツ・・・。

おもしろいし、笑わそうともしているのだけど、なんというか心がしーんとするような味わいがある。のすたるじーなのかのう。