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日々のタワゴト                  

コモノハキモヲヒヤス 



▼11/19 月

昨日の件、ひどく心に掛かり、せっかくのお目出度い日だというに、沈んだまま。しかし、ニンゲンとは良くしたモノで、テレビをみたり、子どもと話したりするウチに、「どっぷり」の世界から徐々に抜け出す。鉄腕ダッシュのガラス作りや、バレーを見ているウチにやや元気を取り戻す。(別にタマ取られるわけじゃなし・・・)と、開き直ろうとする。が、心底は気持ちが休まらず。

一応、12時過ぎに眠る。しかし、途中何度か目覚め、最終的には4時半に夫のケータイが充電切れを知らせてぴぴぴぴぴぴぴぴ・・・と鳴り、起きてしまう。ショウガないので、ナニカ読むモノ読むモノ・・・と、思っていてトイレで幸田文全集の14巻だったかを取り出す。澤地久枝や草柳タイゾウの分などの掲載されている月報をしみじみと読み直す。この人には、その都度凄さを見せつけられる思いがする。「アノ父の娘」と言われるのが嫌で、花柳界の下働きをしようという潔さ、崩れを見ようと思ったら苦労を厭わず山のてっぺんまで登っちゃう。ある木を知ろうと思ったら四季のどの季節にも木に逢いに行く、その徹底振りは空恐ろしいばかりだ。たぶん友達にはなれない。と、感ずる間にも昨日の件についての思いもぐるぐる。

Kが昨日卒制のために組み立てた撮影台を運ぶために家を6:30過ぎに出て学校に向かう。

長めの朝礼を終えて大区分。郵便自体が6万越えで、大変なボリューム。おまけに定形外も結構ある。さらには、昨日の事故処理なんぞという余計な仕事もある。なんせ、コダテ進まない。午前中に出ることを諦めて、コツコツコツコツ音がしそうなくらい地道に働く。しかし、こういうとき、泰然自若としていられぬ我が身を情けなく思ったりもする。どんなときでもゆったりとしていられたら、さぞかし痛快だろう。簡単に煮詰まる自分は本当の意味で腹の据わったニンゲンになることはないんだろうな。ショセン小者だ。残念だ。

あまりに配達も目一杯だし、配達終了後、問い合わせの件の処理に当たるつもりだったが、途中で気が変わる。まずは、自分の頭に穴が空くのじゃないかと思うほど考えを巡らせて出てきたヒラメキに賭けて左のお宅に再打診。一度の目の電話で聞くべきだったことや、アレは化粧品だったのでは・・・というようなことも織り交ぜて話してみた。すると、やはりそいつはK本さんちに届いていたのであった。・・・。という内容をMさんちにも説明に伺い納得していただいた。1000件以上の配達先でのことをチクイチ思い出せるかというと、これは、相当至難の業である。ましてや私は、ナニカを始めるとその行為が、いつのまにやら自動制御装置が働き、心だけは違うところへ行くことが間々ある女。やっかいである。本当に痩せる思いをした。

完全に全てがスッキリしたワケじゃないのだが、ひとまずは、そこで肩の荷を下ろして、あとはひたすら真剣に配達するのみ。今日は午前出られずイッパツ配達だ。実質3時から、やっと配達は始まり、ゴールしたときは6時3分前。真っ暗。小さいなライト買っておかなきゃな。6時30過ぎに会社を出る。

娘には、おかあさん、たぶん今日遅いから・・・と言ってあったので夫の釣ってきたホッケホッケの子と豚汁サラダなど用意してくれていた。本日は小さな赤飯握りを昼は一分で飲み下し、もう一個はポシェットに忍ばせて人目に付かぬときに車で食べたのみ。おかずは丸ごと残してきた。そいつも一緒に食べる。満足。

9時まで学校に残っていた娘を拾いに行く。カメラの固定が上手く調整できないもよう。明日はN氏らと呑み会。翌日は仕事なので考えて飲まなきゃ。そこが難しい。