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                      タワゴトです。

雪待ち



▼10/12 金 雪待ち日

風が強い日であった。U便ブツを抱え、うつむき加減に足を踏み出し、髪が左へビョー、右へビョーと意志とは異なる方向にたなびくのを感じながらマンションの重い扉を開くのだ。

とある大きなマンション前、ここは量が多いので、車からプラスチックの箱ごとブツを下ろす。両手が塞がっているので、スライド式ドアが上手く閉められない。すると、天から降ったか地から湧いたか、どこからか美女が現れ、微笑みつつ閉めて下さった。そのような状況と突然の美女に弱い私は、ビョンと直立して、「ありがとうございます!ありがとう御座いました。」と、村の恥ずかしがり屋の木訥な青年のように二度までも90°の角度で礼をしたのだった。

次の次のマンションでは、なぜだか受け箱の前に中年の婦人がドンっと立っており、U便が入れるに入れられない。そのような人物がいる場合は大概自分の部屋のU便を待っておられる場合が多い。なのでにこやかに「お部屋何番ですか?」というと、犬を追っ払うようにシッシッ!という仕草をする。(はぁ?)なんだか知らないが、その後も彼女はその場を離れず、あれこれと失礼な言動を続けた。どうやら、最初はチラシを配りにキタ人と勘違いしていたらしかった。ともかく自分は急速に、おそろしく不愉快になってしまったのだった。(あのようなヤカラに腹を立ててはいかん。と、言い聞かせながらも、その腹立ちは25分も続いたのであった)

ま、人生山あり谷あり。ということか。。

帰宅して、娘と食卓に向かい合わせに腰掛けて生筋子をほぐした。流水で流すと、壊れた卵の白い皮などがすいすい流れてゆく。きれいに不純物を取り除き、白醤油、みりん、煮きり酒、白だしなどのツユに浸した。明日はいくらご飯。あ、お弁当も「いくら弁」にしよう。

予報では「降るであろう」と言っていた雪は降らなかった。

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