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日々のタワゴト                  

修行したい



▼10/10 水

考えてみると「家事」というものを、本式に教わったことはない。料理以外は親の尻を追っかけてじーーっと見ていたこともない。(覚えているのは、しいたけを大量に刻んでいた様子がイタク私の琴線に触れたと言うこと。こいつは、なんと柔らかく気持ちの良さそうな食べ物であろうか、と、しいたけを切ることを夢想した覚えがある)幸田文のように、親の叱声を浴びながらでも「叩き込まれた」人が羨ましい。

南伸坊『対岸の家事』には「シンボー主婦やってみた」という副題が冠されている対岸の家事


家事に人気がないとしたらそれは家事が面白くないからだろう。と素人は考えた。なぜ、家事が面白くないかといったら、それは家事に快感がともなっていないからなのであると。

解決法は


快感を得られるまで技に熟達することである。

ふむふむ。一理ある。だよなー。シンボーは、果敢に掃除・カレーライス・味噌汁・窓拭き・ゴミ捨て・風呂磨き・アイロンがけなどにいどむわけだ。無論、HOW TOモノではないので、家事は、こーこーこのようにやりなさい。という指示がなされるわけではない。たとえば「掃除嫌い」という項目では、人はなぜ掃除が嫌いか。それは、掃除が修行だからだ。罰当番といえば掃除であり、けして給食当番ではない(とは書かれてなかったが)。と、考察するだけだったり、とか、アイロンがけの項目では、コードレスアイロンのピピピピという充電催促音に怒ってるだけだったりもするんだけど。

こういう形の修行だと、なんか非常にいいかも。自分に小学生のボンズでもいたら、夏休みの自由研究で取り組んだら面白いだろう。・・・・・・っていうか自分だよ。誰か私に家事の全てを叩き込んでくれないものか。と、花嫁学校入校を検討してみたり。でも、やっぱ家事そのものに免疫がないといおうか、なんの予備知識もなく「まっさら」であるところから「家事の世界」を覗くのが楽しいんだろうか。

それにしてもオトコノヒトが徹底して家事を行うと、非常に無駄のないプロの仕事になってゆくモンだと感心する。

http://misoji.client.jp/ ミソジノジスイ]月5000円かからないって凄い。

夕飯:久しぶりのスキヤキ美味し・栗ご飯美味し・栗はクチナシの実ではなく家にあったサフランで染めてみた。