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日々のタワゴト                  

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一千一秒の日々

一千一秒の日々

▼8/7

なんやら知らんが、コダテがサクサクと進み、10時過ぎに出発。11時には午前の分配り終わり。帰局して午後のコダテ。昼休み開始までに午後の分のコダテも終了。よって、調子に乗ってO口1の分もコダテのお手伝い。

事故処理終えてぼーっとしてたらO口1担当のTさんに

「Lプラザ部屋番末尾が10.11も、ありますからー」と言われ、はっ!と気付く。区分口ひとつ忘れていたよ。すまぬすまぬ。

              ☆     ★     ☆     ★

日曜日のことで、一つ書き忘れを思い出した。

昼前に、Kから来たメール。

 


今飛行機乗ったとこです。窓側だったよ(^_^)v

 お父さんが頑張ってって言ってくれたから

 ちょっと泣きそうになっちゃった笑

コイツを読んで「大げさな!」と、笑っちゃって、そこにいた若夫婦にメールを読んで聴かせようとした。ところが、読んでるウチになんでだか目から水が出てきて愕然。次々にドワッと流れてきて困ったので洗濯を干しにベランダに出て誤魔化した。テツだけは、不思議そうに私の顔を見ていた。でも、なにも言いはしなかった。紳士協定?

そんなことで、感激されちゃうほど「物言わぬ男」なのだ。なんだか、ずるいのだ。腹が立つのだ。こんちくしょうめ。

▼8/8 水

そういやぁ、昨日は七夕だったのに、「ろうそくだせ」は来なかったなぁ。

金城一紀『映画編』読了。

どれも味わい深かったのだが、殊に最後の一篇がしみじみ良かった。

最愛の夫を失って元気をなくした祖母のために、ふたりの思い出の映画を上映する会を企画する孫!この設定だけで泣ける。しかも、この人の泣ける話は、どこかスマート。うっとうしくない。たぶん、それは会話のオシャレさによるもの。やや非日常的な比喩があったり、いわば「こしゃく」でさえある。ジュリーの非現実でザーキーな格好良さに通じるかな。このキザの匙加減ってヤツ、個人差があるんだろうな。

1立方メートルの空気にタイする飽和キザ量というのがあって、こいつを越えるともう

「おえ〜〜っぷ」って吐いちゃうのね。けど限度いっぱいまでのキザは、読者を心地よく酔わせる。

憎いね。

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なんて、感じ。

本日は、休日なのでひっさびさにキノへ。なんと今年度キノ手帳を使うのはまだ、2度目。いかに休みの度に勝負に出ていたか。「アヒルと鴨のコインロッカー

伊坂さんとは、ソリがイマイチって気がして、これも原作は未読。

なのに、意外や意外、面白かった。瑛太の顔と声が好きってのを割り引いても良い映画だったと思う。

瑛太は、素晴らしい演技力だった。ある瞬間を境に、見事なまでに全然違う人間に見えた。ふっしぎぃ!

給食費を払わない生徒役で金八に出ていた濱田岳が、優しくて気の弱い青年を好演。気になったのは「ブータンの留学生」がUメイトのH間君にクリソツだということ。明日、教えてやんなきゃ。で、ここでも「ザーキー」というか、ちょいとバタ臭い挿話が使われていた。つまり気障な、気の利いた喩え話。

日本語学習中のブータン青年にこれが話せたら日本語楽勝!としてボイスレコーダーに入れた話。

昔、大橋巨泉が「ギミアブレイク」でアメリカンジョーク言うコーナーがあって、まいっかい白けてましたが、この映画は、なんか腹立つのに。変なツボ刺激されるよーな。。。つまり、つまりは、ヘンタイなんですな。自分は。イタ気持ちいい。とか、エロカッコイイ。とか、キモかっこわるいとか・・・あ、最後の、これ違った。カラスヤサトシのキャッチコピーだった。ハズカシメを受けつつ興奮!そんなんか?なんか、やーらしーわぁ。

本:島本理生『一千一秒の日々』了。島本流恋愛観、やや病的と認識しつつ、ずるっと引きずられる。なんで?Hなシーンが微妙に現実的で逆にやらしい。渡辺淳一や富島健夫とか団鬼六とかの作為的H描写とは一線を隔す。