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日々のタワゴト                  

反引力



▼5/16 水

順調に5箱出すものの、胸騒ぎ。

ぎゃんぶるの中休みに、どーせなくなっちゃうかも知れないんだし・・・と、本を4冊購入。

万寿子さんの庭

編集者という病い

しずく

大きな熊が来る前に、おやすみ。

そして、本当に玉も持ち金もなくなった。21k負け。

帰宅して本を読む。

『万寿子さんの庭』:まったく知らない作家だったが、おばあさんが出てくると言うので買ってみた。

主人公京子は短大を卒業したばかりの新入社員。近所に住むおばあさんに思い切って挨拶をすると「寄り目・・・」と気にしている斜視のことを言われる。この変わり者のおばあさんと京子が徐々に親しくなって行く。なんとも変わった婆さんで、私ならスグにしっぽを巻いて逃げ出すに違いないのだが、知れば知るほど魅力的な老女でもある。最初は、文章にイマヒトツ余分なものが多い気がしたが、そのうちに気にならなくなる。数時間没頭して、最後は涙を4粒こぼして読了。書いた人が自分とそう年齢の変わらない男性だというのが、なんだか信じられない。いい話だった。頭がぼーーーっとして顔もぼーーっとしたまま生協に買い物に行く。

思うに年を取ってきてから顔の復元力が加速度的に弱まっている。顔にシーツや枕の線がつく、ダケではなく横になると顔の筋肉も横に垂れるわけであり、この余韻すらも「今まで横になってた顔!」ていう風に頑固に残る気がする、多分気がするだけじゃなく、ほんとうにそうなんだと思う。平野レミ黒柳徹子に勧められた両手でほっぺたを持ち上げることを始めた途端頬が痩けたといっていた(清水ミチコの日記)。引力にしたがって垂れている部分はときどき逆らって持ち上げ、本来のキミの位置はここなんだぞ!わかるね!ってのをおしえてやらんといかん。