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谷川俊太郎さん「モーツァルトを聴く人」を聴く人になって心の準備
以下、金魚カメラ前の状況
Tシャツ左袖と葉っぱの下に、どなたかの、もしかして谷川さんのものかもしれぬ後頭部/ときどき金魚が邪魔をして、その辺を塞ぐ/背の高い青年がとんがった方の水草と右袖の間を通り抜ける/いつの間にか谷川さんが画面から消えた/3〜5分ほど停まる画面/「谷川俊太郎明るい」まで文字がテーブルの上に乗っけられる。発泡スチロールかスチレンボードかなにかで、ちゃんと斜めに足がついている看板/
10:07やっと谷川さん出現。白Tシャツ
傍らに黒いTシャツの女性
ここで我が家に電話が入る。南区の水に関する調査。一旦CDを停める。
髪の長い男性も登場 ふたりはしきりにナニカ作業をしている。(あとから女性と判明)
画面右奥にPC 背景はロッカーあるいは書棚の事務機器。その上に秤がポンと、のっかっている
女性が谷川氏の右に移動
電話アンケートが終わり、再びCDをかける。
画面前を横切る黒T女性
ジャージ(?)女性、氏にナニカ指示中?サインの助手?
あれ?ロッカーの上にもうひとつナニカ乗っかっている
ん?
氏が、そこで何かを書かれていることは間違いなさそう
女性が渡しているのは色紙ではない正方形の布のようなものだな
ははあ。
次に発売になる谷川さんのCDのおまけかな?ハンカチかな?
あ。谷川さん、なんか笑ったような
10:21 今度は口を膨らませたような
10:23 谷川さんが 消えた
10:24 ふたたび座る谷川さんと、ジャージじゃなくて多分Gジャンの女性
10:25 女性が差し出しているものは、やはり布と言うよりは紙のようか
10:29 谷川さん斜めを向く
10:32 ん?女性の手にするもの折り畳まれているな
10:34 ペラリとした紙のようだが
10:35 あ。また誰もいなくなってる。誰かの腕がはしっこにちょっと見えてる
10:40 女性 あくび(または、なにか叫んだのか)
10:45 狙いなのかもしれないが、あの文字が邪魔だ。
その後↑その旨、ほぼ日にメールしてみた
10:52 あ。谷川さんが横を向いた。
10:53 お?もしや要望が叶えられたか?全面文字の前に男の人が(チガッタ)
10:54 何かプリントアウトしたもの(?)を読む谷川氏
10:56 眼鏡を頭にかけ両手を頭上で組む谷川さん
10:59 左を向く谷川さん。何か話し掛けておられる
11:01 再び一生懸命書く
11:45 画面左側にPCのディスプレイ
11:56 右となりの女性と会話して盛り上がっている様子の谷川さん。女性の喜び方が尋常じゃないのでセクハラ発言もありか!?
11:58 PCに向かう谷川氏
12:00 画面を見て「ほほーーー」という表情
12:05 鞄持ってるー
12:10 なにかご覧になっている
12:11 少し反って(うへ〜)という感じ。飽きちゃった?大詩人、ケッコウ落ち着きありません。今度は頭に両手。
12:13 またまた右の女性に「どれどれ?」っていう風にPCを覗き込む詩人
12:15 左手をおデコに当てる詩人
12:17 やっと文字を書き始める
12:22 またまたPCを見ている
12:40 頬杖
12:41 両手の指を顔の前で押し合って運動
12:42 PCに向かう
12:43 頬杖。ややほほえみ
12:44 口に左手を横に当てる
12:45 キーボードを打つ
実況頁を見たらなんと生詩作じゃないっすか。おー!空嘘でお願いしたことが実現中だあ!!
13:10 あ。席を外しているうちに詩が完成しているではないか!
13:12 そしてピザも谷川さんの目の前までちゃんと近寄ってきたではないか!いや。待て。あれはシチュー?(ミネストローネだったらしい)ケータリング班行き届いてる。そういや私もおなかが空いたな。
写メールでKの作った谷川さんを見ていただこうと悪戦苦闘。片手鍋に沸かしていたラーメンのお湯がカラッからになってしもた
14:34 PCを覗き込む谷川さん
15:01 目を閉じて休憩中の谷川さん、しんどそう
15:03 もしや熟睡?
15:12 おや。気が付けば復帰されているではないか
15:14 なにごとか 由々しき事態なのか横を睨む氏
15:37 テキパキてきぱき質問に答える俊太郎さん
15:55 質問メールを送信
16:18 なんと!じきじきの回答が!!
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しかし、ずーっとカメラが自分を捉えているってどんな感じだろう?物理的には拘束されてはいない、に、しても頑丈な鎖に縛られてる気持ちになりそう。反面、誰かがどこかで見てくれている・・・っていう硝子のおはじきをなめた時みたいな、かすかな甘やかな気持ちもあるか。。
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ヨシタケシンスケ『しかもフタが無い』(PARCO出版)を読む。内容としては、日常の何かオカシイ脱力の瞬間だったり、空想を絵画化したものだったり。夢のようだったり、哲学のようだったり、なんだか味のある切り取りかた。
たとえば、
スーパーで傘を細長い袋に入れていた場合、袋から出す時は侍が刀を抜く時の気分になっているのは私だけでしょうか?
なんて、「あるあるある」という感じだし、
路上で腰掛けたショボイ感じの青年が描かれていて
ローソンのノボリが
ボクの肩をそっとなでて
なぐさめてくれた
うんうんうん と思う。
恨みを持った人に
「お前んちの冷蔵庫を開けっ放しにしてやる」なんてスゴム復讐方には笑った。
本当は違うのだろうけど、サインペンでシャッシャッシャって描いたようなタッチの絵がまたいい。ふぁんになった。
今一冊は、サイバラさんの『毎日かあさん』泣けた。(実際に落涙したわけではないが)。
金魚カメラを眺めていた時、ピンポンが鳴った。カメラを覗くと作業服の男性で、とても、とても、拙い話し振りで
「裏の家の外壁を塗り替えますので、しばらくご迷惑をかけますが、どうか何卒よろしくお願い致します」
カメラの前でこちらも頷きながら聞き、言い終わった時は「はぁ〜」という気分だった。教室で本読みを当てられた子が、つっかかりつっかかり読んでいるとき、こんな気持ちだったよな、と思った。
本日より夫は千歳泊