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日々のタワゴト                  

<か・れる【涸れる・枯れる】>



(「から(殻)」「か(離)る」と同源。水気がなくなって機能が弱り、死ぬ意)

 水分が自然に減って乾燥状態になる。水がなくなる。水分がなくなる。「泣いて涙も―・れる」湿気がうせる。かわく。「―・れた材を使う」 虫などが死んでひからびる。やせこける。しなびる。「やせても―・れても」 腫れ物の膿などの出たあとがかわく。若さ・豊かさ・うるおいがなくなる。長い経験の結果派手さが消え、かえって深い味を持つようになる。老練になる。円熟する。宇津保物語初秋「目の前の枝よりいづる風の音(琴の音)は―・れにし物と思ほゆるかな」。「―・れた芸」。 精神・感情が枯渇する。力が衰える。金銭・財産がつきる。植物の生活機能が失われる。草木の命が終る。しわがれる。