■  日  日  夜  夜  ■

                      タワゴトです。

<おと‐ず・れる【訪れる】オトヅレル>p.341



 自下一  おとづ・る(下二)

・音をたてる。音がする。六百番歌合「雲の上に鶴のもろ声―・れて」

・人のもとをたずねる。訪問する。伊勢物語「年ごろ―・れざりける人の、桜のさかりに見に来たりければ」。「恩師の家を―・れる」

・(ある時期・状況などが)やってくる。「春が―・れる」「世界に平和が―・れる日」

・手紙で安否を問う。便りをする。源氏物語須磨「―・れ聞え給はず、御とぶらひにだに渡り給はぬを」

*     *     *     *

 「おとずれる」の語源が「音をたてる」だというのは素敵だ。

 あの、けたたましいピンポンなどを連想してしまうと風情がないが、鳥がさえずりを聴かせて現れてくれたり、美しい声でその方の様子などを知らせてくれたりする・・・などと考えると趣がある。

  季節も音をたてやってくる。春は雪解け水の音や雲雀の声。夏は蝉の声。秋は落ち葉のカサコソ。冬は雪のしんしん。等々。

 それに、手紙も「訪れる」ことなのですね。

陽水・因幡あきら・さだまさし・あべしずえ・由紀さおり岡林信康・ついでに畑中さんと平尾さんも入れとこう。・・・共通点は手紙の歌。みんなちっちゃくちっちゃくなって封筒に入ってささやいている。陽水なんか当時だと髪がはみ出したままだったりするかもしれない。そんな少しばかばかしい想像も手紙には似つかわしい。

 それほど気持ちが籠もっている。

 明日は、ネット上でお付き合いの始まった方が訪れる。今日初めて電話でお話しした。美声という音が、ひとあしさきに訪れてくれた。